メディカル・医療

メディカル分野への応用

メディカル業界におけるDGSHAPE

DGSHAPEは、小型デスクトップメタルプリンターMPX-95を用いて医療用鋼製小物をマーキングし、将来的なUDI (Unique Device Identification; 機器固有識別)の需要に対応いたします。

Products

Eirthemis

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MPX-95

金属機器のマーキングに最適な小型メタルプリンター

DGSHAPEの取り組み

浜松医科大学との作業支援システム構築について

概要

DGSHAPEの親会社であるローランド ディー.ジー.株式会社は、経済産業省の「平成26年度産学連携評価モデル・拠点モデル実証事業(モデル構築・モデル実証事業)*1」の採択を受け、国立大学法人浜松医科大学(学長:中村達、本部:静岡県浜松市)と共同で推進してまいりました、医療器具・器材の保全・管理にかかわる作業支援システム構築事業の第一事業年度を完了し、浜松医科大学医学部附属病院内に同システムを整備しました 。

*1 経済産業省の産学連携評価モデル・拠点モデル実証事業について

産学連携評価モデル・拠点モデル実証事業は、モデル構築事業とモデル実証事業で構成されます。モデル構築事業は、産学連携活動を推進するために、大学機関が主体となり、学内で認識された特定の課題を大学が所在する地域の産業、自治体、商工会議所などと連携しながら、いかにして解決に導くかを示したPDCA(Plan, Do, Check, Action:計画、実行、評価、改善)サイクルモデルを構築することを狙いとしています。一方、モデル実証事業は、構築されたPDCAサイクルモデルが、当該課題を解決するものであることを産学連携プロジェクトで実証し、汎用性のある事業として確立させることを目指します。実証過程においては、予め定めた評価指標に基づき、第三者機関(産学連携コンソーシアム)の検証、助言を受けることで、実証性や事業化の確度を高める一方、外部有識者とモデル構築・実証事業に関わる主要メンバーから構成されるワーキング会議が、産学連携活動を促進するための大学の制度改革に向けた検討と提言を行います。最終的には、地域の産学連携活動を活性化し、連続的なイノベーションの創出により地域経済ひいては日本経済の発展を促すことを目的としています。

HUSM logo

MPX-90Mの導入と医療器具・器材へのマーキング

MPX-90Mは、医療器具・器材へのマーキングに特化したドットピン方式の小型マーキング装置です。医療器具や器材の部品一点一点にシリアル番号や2次元シンボルを打刻することで、識別性とトレーサビリティー(追跡可能性)を確保することができます。当事業年度では、中央診療施設材料部が管理する医療器具・器材のうち約4,000点にマーキングを行いました。

MPX-90M photo from the left

MR-1の開発・導入

MR-1は、MPX-90Mでマーキングしたシリアル番号や2次元シンボルを読み取るバーコードリーダーです。MPX-90M用のバーコードリーダーとして専用開発し、医療機器工業会のガイドラインに従ってマーキングした2次元シンボルを確実に読み取ることができる仕様を実現しました。

MR-1 photo form the top

デジタルマニュアルの整備と洗浄支援システムの開発・導入

当社の生産現場で活用しているデジタル屋台を応用し、医療器具・器材の洗浄作業支援システムを完成させました。従来の紙ベースの作業指示書をデジタル化するとともに、各工程を細分化し、画像を多用することで、誰もが分かりやすい「デジタルマニュアル」を整備しました。これにより、属人化していた洗浄作業の標準化が図られ、作業品質のバラつきを抑制することができるようになりました。

Consol stand for the Medical System

作業指示書のデジタル化と医療器具・器材の検索・組立支援システムの開発・導入

手術に際しては、手術部位や方法に応じて、必要となる器具・器材が異なるため、洗浄・滅菌が終わった器具・器材を再度「セット組」して手術室に供給する必要があります。準備すべき「手術セット」は600種以上にのぼり、膨大な数の器具・器材から必要なものを選択することは至難の業です。今回、この600種の紙ベースの作業指示書をデジタル化することで、「セット名称」「診療科」「器具・器材の点数」で検索できるようにするとともに、MR-1と連動することで、器具・器材の名称や用途が分からなくても、器具・器材にマーキングされた2次元シンボルをもとに指示書が検索できるようにしています。なお、セット組に際しては、必要な器具・器材を確実にピッキングする必要があるため、現場作業者と検討を重ね、大画面、高画質で、携帯性の高いタブレット型のモバイル端末を使用しています。

Surface PC for Medical System

作業支援システムネットワーク環境の構築

当社の工場では、各デジタル屋台での作業ログデータをサーバ上に保存し、現場管理者が作業進捗を把握したり、データ解析を通じて作業の改善活動につなげたりすることができるようになっており、個別の屋台だけでなく、工場全体の生産を最適にコントロールできるようになっています。このネットワーク環境と分析システムを応用することで、洗浄支援システムや医療器具の検索・組立支援システムと専用のサーバをネットワーク接続し、各端末での作業指示書の同期を図ったり、作業履歴の管理・分析を通じて改善活動につなげたりすることが可能になりました。

System setup for Medical System