「DWX-50は私たちにとって本当に良い機械です。」

山陽新幹線の新尾道駅から徒歩圏にある「ゆうデンタル」。閑静な住宅地にあり、地域の中でも比較的大きな歯科技工所です。こちらで長年デジタル化に取り組んでいる代表の河上千咲氏にお話をうかがいました。
「当社は1993年に歯科医院併設の技工所として4名からスタートし、今では従業員20名を抱えるまでとなりました。ジルコニアの注文は全国から来ます。」(河上氏)
CAD/CAMシステムには早くから関心があり、1995年あたりから部分的に導入されてきたとの事。

「当時はネットもなく、情報を集めるにも手探りの状態でした。ある時は業者の奨めるままにシステムを導入しましたが、その後の修理やサポートに満足できず、本格的に運用できるレベルには至りませんでした。」そこでまずはスキャニングのみを自社で行い、加工をミリングセンターに発注していたとのこと。そんな彼らがDWXを知り、導入を決めたきっかけは何だったのでしょうか?

「最初は院長が専門誌で見たようです。ミリングセンターに出すとどうしても納期が長くなり、コストも掛かりますから。ただ、一番大きいのは技工士を育てるというマインド部分でしょうか。一部の人しかCAD/CAMに対応できないのではなく、誰もが使える環境を作りたかったのです。」

「私たちの場合、既にスキャナーを持っていたので、オープンなシステムであることも重要でした。また、過去の経験上アフターサービスに関する心配もありましたから、問題が起こった場合でもしっかり対応してくれることが肝心です。知り合いの技工所にも行き、1ヶ月くらい真剣に悩んだ末にローランドに決めました。」

導入後半年で内製化率100%を達成、技工士のモチベーションもアップ
導入から運用まではスムーズだったのでしょうか?「安定して仕事がこなせるようになるまで1ヶ月程度でした。以前に使っていたものがあったので、それを応用できるため一から始めるより私たちは有利かもしれません。DWX自体の操作は非常にシンプルです。操作に熟練を必要としないところも助かっています。」

「DWX導入後、技工士が自分たちから使ってみたいと言い始めたこともよいことでした。技工士の身になってみれば、自分たちの仕事が機械に置き換わってしまうのではないかと心配するかと思っていましたので。そうではなくて、機械を積極的に活用することによって前段階や仕上げの時間をより多く採ることができる、そう理解してくれたのです。」
普段寡黙で自分の仕事に集中して取り組んでいる技工士たち。その中でCAD/CAMシステムが一種のコミュニケーションツールとしても活躍しているようです。

「これまで、機械の導入で技工士から褒められたことはなかったので、とても嬉しかったです(笑)。」

今後のビジネス展開について
「ジルコニア専用機として使っていますが、今注目が集まっている素材ということもあり、DWXを導入してから注文数は2倍に増えました。平均すると月に300歯ほど納品していると思います。当技工所ではメタルボンドの本数よりジルコニアが上回り、移行が進んでいると実感しています。」「今までのシステムに比べれば段違いに生産性がよく、技工の効率化にはかなり役立っています。DWXは本当によい機械です。」
ホームページも立ち上げて全国から注文も受けられるようにしていますが、今のところドクターの紹介や口コミが大半とのこと。「利益はあまり求めず、皆様に手頃な値段と品質で良さを実感していただきたいです。それが当社のモットーです。」

時流に合わせた堅実な経営で、お客様の信頼を中心に考えておられる姿が印象的でした。(2014年1月取材)

ゆうデンタル ホームページ
http://www.you-dental.jp/